中高生 必見!水泳部からの〝お願い〟の手助けをしてみよう!!
こんばんは!
アクアアスリートの平野修也です。
6月も下旬に入りましたね。
この時期になると、屋外プールを持つ中学高校の水泳部が本格的に練習を始めます。
僕の周りでもTwitterで
水泳部からのお願い
というツイートをよくみかけることがありますが、
何のお願いなのか?
水泳部が練習を始めるということは
体育の授業で水泳が始まる
ということです!
それがいったい何なのか?
水泳部でない方はあまり記憶になかったり
気にしない方がほとんどであろうと思いますが…
授業が始まると1日で視界が
メチャクチャ悪くなるんです(泣)
日に日に悪くなる視界
僕も高校生の時は公立高校の屋外プールでしたので3年間経験しました。
僕の経験上、
MAXで視界3mほどの中で練習した記憶があります。
視界3mの中で練習するのって凄く危ないんですよ。
単純計算すると…
50mを30秒で泳ぐ選手ならば、泳速は約6km/h(1.7m/s)であり
視界3mであれば2秒に満たない時間で壁に着きます。
着きますというかぶつかる可能性が高いですね。
2秒ほどで壁に到着するということを単純にイメージするならば、
○自転車の場合
中高生にはイメージしやすい自転車の場合だと、
20km/hで考えれば 約5.5m/sなので、2秒後は11mくらいは進むことになります。
→視界が15mもない中で20km/hのスピードで走る感覚
○車の場合
50km/hで考えれば 約13.8m/sなので、2秒後は27mくらいは進むことになります。
→視界が30mもない中で50km/hのスピードで走る感覚
ちなみに…
車での50km/hで走行してた場合
車が停止するまでの距離は教習所などの教本によると、
停止距離 32m = 空走距離 14m + 制動距離 18m
停止距離とは空走距離と制動距離を足したもの。
〝空走距離〟(運転者がブレーキを必要とした瞬間〜ブレーキを踏むまでの時間で進む距離)
〝制動距離〟(ブレーキを踏んでから停止するまでの距離)
ブレーキを踏むまでの時間や路面状況、タイヤのグリップなど環境によっては停止距離はもっと長くなりますが、
今回の話のネタにしているプールにおける水中視界3mでは〝2秒後には壁に着く〟という中での条件に照らし合わせると
車における視界30mという中で50km/hで走ってたら完全に事故を起こす視界ということ。
単純に2秒後に壁に到着することを基準にしてみましたが、
イメージは何となくでも出来たかと思います。
視覚的にもっとイメージすると…
>>
<<より引用ビフォーアフターがスゲェ!
— IZUMI (@izumizen) 2017年6月20日
きたねぇ! pic.twitter.com/Ovm27KXamL
数日授業をやっただけで視界が6〜8mほど
車で視界30mはこんな感じ
自然流総家元: 北の散歩径 より引用
あくまでもイメージですが、
このような環境で練習をしなければならないのは危険でもありますし、いくら塩素で消毒してるとはいえ水質的にも良くないですよね?
他の部活動で考えれば
グラウンドが荒らされてる状況
体育館が埃まみれの状況
教室がゴミだらけの状況
自然的な環境を除けば、人が悪くした環境の中で使用はしたくないものです。
プールもすぐには水を入れ替えることが出来ませんし、お金も凄くかかります。
プールを一回分満水にするのに2〜30万円するようなので、出しっ放しは現実的ではありません。
※一般的な25mプールの場合
中高生であれば
オシャレに興味を持ち、敏感になっている時期ではありますが
女の子であれば化粧、男の子であれば整髪料
他にも汗まみれのままプールに入ってしまうと汚れの原因になりますので
しっかりと汚れをシャワーで落としてから入水
してもらえると嬉しいですね!
もう少しだけ、このようなことを考えてもらえると
水泳部だけでなく、授業で使う生徒自身も気持ちよくプールを使えるし、
視界が悪くなることでの接触事故や怪我なんかも減るかなぁ…
なんて思いました。
少しでも多くの学生に読んでもらい、気を付けてもらえると幸いですm(_ _)m
No fun , No gain !!