話題の指導用透明マスクを検証してみました。
6月に入りスポーツクラブやスイミングスクール、各水泳場の営業が再開となり、どこのスポーツクラブやスイミングスクールでもレッスン時には透明マスクを着用しての指導をしているかと思います。
業界的には透明マスクでも〝プールマスクマン〟と〝手作り透明マスク〟の大きく2タイプが導入されていますが、今回はプールマスクマンと手作りマスクを両方使用して使用感を比較してみました。
どちらも〝飛沫防止〟がコンセプトであり
〝指導者向け〟のアイテムです。
最初に指導する上で
このアイテムのコンセプトから外れる〝泳ぐ〟ことは除外とし、サイズについてはプールマスクマンはフリーサイズの1サイズ展開。手作りマスクは100均で購入出来るアイテムを使用し、サイズは一番大きいLサイズで簡単な比較検証しました。
検証は大きく二つ
①陸上での指導
②水中での指導
〝①陸上での指導〟
プールマスクマン、手作りマスク
どちらもほぼ同じ感じでした。
○指導する際の声がこもるので少し大きめの声を出さなければならない
○動いてもズレにくい
○多少の熱はこもる
陸上での指導対策としては
○小型トラメガなど導入してもあり?
○熱がこもるので、定期的に指で隙間を作り熱を逃す
〝②水中での指導〟
基本的な部分については陸上での指導とほぼ同じでしたので、水中ならではの部分について。
○水がかかっても呼吸や指導は問題なし。
○陸上に比べ動きが大きくなりやすいがズレもほぼなし。
水中指導について声がこもる問題は
生徒や選手との距離を取りつつ、指で多少の隙間を作って指導すると声は通りやすい。
飛沫防止の観点からも正面への飛沫は防止出来ているのでコレはアリではないかと思います。
☆水中指導で潜る場面(ブクブクパーやボビングなど)
こちらに関しては差が出ました。
どちらもズレないように〝しっかり〟とゴム紐をキツくしてしまっていると顔に密着してしまっていて〝空気孔が小さい〟為に、水から上がった瞬間の呼吸で水と共にマスクが顔に張り付いてしまいました。
どこで差が出たのか?
→〝空気孔が小さい〟ことが問題だと考え、少しゴム紐を緩くして試してみた結果、どちらも水の抜けは良くなったものの手作りマスクについてはやはり顔に張り付き呼吸が出来ない。
家に帰り正面と横からの写真を撮ってみたところ…その差が出た原因なのかな?というポイントを発見しました。
①:鼻のセンターライン上の隙間の有無
プールマスクマン:隙間○
手作り透明マスク:隙間△
②:形状的に鼻〜口周りの空間が広いか狭いか
プールマスクマン:広い
手作り透明マスク:狭い
③:②により頬に張り付く面積が広いか狭いか
プールマスクマン:狭い
手作り透明マスク:広い
恐らくこの3点の差が
潜って出てきた際の一呼吸目の差として出たと推測されます。
あと、個人的に違いがあったと感じた点が2点
○厚み
○素材(硬さ)
〝プールマスクマン〟
1mmと厚みがあり形状を崩しにくく作られていながらも絶妙な柔らかさがある。厚みがある分、指や顔に傷が付きにくい。
〝手作りマスク〟
恐らく0.2〜3mm。ソフト素材のものを購入しましたが、柔らかいは柔らかいのですが〝薄さ〟により柔らかいと感じていた部分もありました。
薄いことで指や顔へ傷が付くリスクはプールマスクマンより高そうです。
手作りマスクに関しては
ホームセンターなどで好みの素材や厚みを購入して作成しても良いのかな。と。
また、プールマスクマンのような鼻〜口周りの空間が出来るような形でのカスタムも手作りでも出来なくはないとは思います。ある意味手作りマスクは自由度が高いので、サイズから素材、形まで自分で作れるところがポイントになりますね。
検証した結果
どちらにしても指導における前方への〝飛沫防止〟は出来ますし、水が飛んできて濡れても呼吸は出来ます。しかし、潜る(ブクブクパーやボビングなど)となると上がってきた際に水を飲みやすかったり呼吸がしにくい一面はどちらにもありますので、少しゴム紐を緩め隙間を作るなどして、水の流れを良くする工夫は必要になりますね。泳ぐことに関しては個人的には推奨出来ません。
デモで泳ぐならば、マスクを外した状態で生徒や選手から離れたプール中央などから泳ぎ出し、ターンをして戻ってくる。などで対応出来ます。
結論
前方への飛沫防止をコンセプトのアイテムとしては大きな性能差はなくどちらも問題はない。
〝付け心地や呼吸のしやすさ〟を求めるのか〝コスパ〟を求めるのか。優先する方で選んでも間違いではないと思います。
あくまでも指導用のアイテムなので泳ぐことを目的としていない為、正しい使い方をしなければどちらのアイテムでも事故は起こりますのでその辺を理解した上で使用してください。
また、飛沫防止をしつつ使いやすいように工夫することも指導者としての〝仕事であり能力〟でもあるのかと思います。指導者としてやらされてる仕事ならば生徒や選手をより良くする為の導く指導をしていないでしょう。(所謂マニュアルさん)生徒や選手の事を考え、楽しんでもらいたい、上手になってもらいたい。そう思っている指導者なら指導や接し方、話し方など様々な工夫をしているはずですので、アイテム一つにしてもどう使うか?の工夫も出来るはずです。
こんな状況だからこそ
施設を使えるというだけでも感謝しなければなりませんが、それと共に感染を拡大させない為にも皆んなで協力していかなければならないと思います。〝批判は誰でも簡単に出来ます〟が、あるものをより良く使う為の工夫の共有などもしていければ本家のプールマスクマンを超える手作り透明マスクが出来るかもしれません!批判する方も中にはいらっしゃいますが、それなら自分で商品化してみるのも一つの手段だと思います。
微力ながらもこのプールマスクマンの開発に携わった(原案を立てた身としての)経緯もあり、
手作りがダメという訳ではなくもっと改善すればより良いものになる可能性があるし、コスパを抑えたい指導者も嬉しいと思いますので、全国の指導者の皆様の知恵でより良い指導形態やアイテムの使い方を発信して共有出来ればという想いがあり、今回簡単ながらも比較検証をしてみました。
最後に何度も言うようですが、正しい使い方をしなければ事故に繋がります。検証や改良などにつきましては〝各自の自己責任〟で行ってください。
まとまりもなく長々と書いてしまい分かりにくかったかもしれません。最後まで読んでくださった皆様に感謝いたします。
カタログ モデル
水泳をやられたことがあればご存知の方もいるかと思いますが、株式会社タバタがVIEW(ビュー)というブランドで販売している水泳ゴーグル。
VIEWのBladeと言えばカップの下側に
傾斜が付いているタイプのゴーグルです。
いまでは当たり前のように定着しいるレーシングゴーグルの形の一つ。このタイプを最初に開発し販売したのはVIEWのBladeなんです!
初代Blade発売当初より
ずーーっと好んで使っていたBladeシリーズですが
愛用しているゴーグルブランドVIEWの2020モデルに起用してもらいました。
好んで使っているアイテムのモデルに起用して頂けるなんて思ってもなかったので、昨年お話があった時は凄く嬉しかったです!
今までのBladeから更に進化した2020モデル
Twitterにプロモーションビデオが発信されていますのでご覧になってください。
カッコよく編集もしてくださって嬉しい笑
Blade シリーズの最高峰モデルがついに誕生。抵抗を低減させるサイドアームがさらに進化したV型サイドアームが「ズレない」「ブレない」を追求。4月中旬より全国販売開始予定! https://t.co/omBSbMN6WF pic.twitter.com/Bf2HQDfLGK
— VIEW-japan (@view_swim) 2020年3月31日
発売開始は4月中旬とのこと。
コロナの影響で気持ちが落ち込んでる方も多いと思います…
泳げる日を楽しみにしつつ新型Bladeでモチベーションを上げていきましょう!
今までのシリーズも含め見た目のカッコ良さはもちろんですが、ぜひ勝負ゴーグルとして手に取ってみてください。
VIEWホームページ
view-swim.com
No fun , No gain !!
世界選手権の延期
突然の知らせ
国際ライフセービング連盟より
2020年9月末に開催の世界選手権が延期(2021年もしくは2020年)との発表がありました。
とても残念ではありますが
スポーツとしてのライフセービングは
〝生命を守る〟活動が主であるライフセービングの一部分。
半年以上先の世界選手権をこのタイミングで延期にする。
というのも〝生命を守る〟活動だからこそであると思います。
もちろんスポーツという側面から言えば
○ヨーロッパ諸国は日本より厳しい状況である
○アスリートたちもトレーニングが出来ていない
○各競技のオリンピック選考会を含む国内最高峰の試合が中止になっている
○公平性が保たれていない
これらのことは大きく関係していると思います。
4年に一度のオリンピック
2年に一度の世界選手権
これらの大会に合わせ
選手として最後を迎えようとしてきたアスリートも多くいるでしょう。
数ヶ月のズレでも選手にとっては厳しい変化の中
年単位になってしまうと気持ちが折れてしまう選手も出てくるかもしれません。
アスリートとしての僕個人は
中止、延期、開催
どんな状況になっても
現状で選択可能な範囲の中で
開催されるその時を待ちその時に向けて準備をする
とてもドライに感じた方もいるかもしれませんが
僕は僕の目標を達成する為にやれることをやっていくだけです。
世界の動きに興味がない
という訳ではなく
世界の動き
国内の動き
様々な情報が行き交い
新たな制約が課せられることになっても
惑わされることなく出来る範囲内で自分がやるべきことをブレずにやる。
もちろん好き勝手にやるという意味ではありません。
体調管理や予防など十分に気を付け周りへの配慮を行うことは前提での話。
以下、国際ライフセービング連盟 事務局長が添付していた今回の件についてのレター(日本語訳)を載せます。
--------------------
>Covid-19について
事実
1.
世界はパンダミックな状況にあり、ILSメンバー国を含む、ほぼすべての国に影響を及ぼしている。
2.
イタリア、特に北イタリアはコロナの影響を強く受けています。リッチョーネ周辺もまた、影響を強く受けている場所の一つです。
3.
世界的に渡航規制があり、多くのフライトもキャンセルされています。また、いつ通常の状態にもどるかもわかりません。
4.
旅行保険も適用外となっています。コロナが広く知られたことにより、どの保険会社も補償しません。
5.
一定の距離を空けること、また、大勢の集まりがもてないということは、観戦を不可能にし、LWCを開催することの意味を少なくするでしょう。
6.
たくさんのライフセービング選手権がキャンセルされ、チームを選出し、準備させることができません。
7.
たくさんのプールが閉鎖され、選手はトレーニングや準備をできなくなっています。
8.
われわれのオフィシャルの多くは(35%が60歳以上)年齢が高く、この年齢層はリスクが高いと言われています。
9.
ILS所属国の経済状況に対してコロナの影響は明らかです。ウィルスの発生で多くの国は不景気になり、とくに中低所得国は例外ではない。
10.
6-12か月後のコロナの影響はわかりません。4か月前は存在していませんでした。科学者によると、ヨーロッパでのピークは2020年春、アフリカ、南アフリカ、そしてアジア太平洋の国ではピークは2020年夏から秋にかけてと言われています。いくつかの国では再度、コロナが現れ、それがなくなり、2021年初めには通常に戻ると言われています。 2021年初めごろに治療やワクチンがでてくる可能性があると言われています。
懸念
ILSの最大の懸念事項は我々のメンバー、デレゲート、テクニカル及びチームオフィシャル、選手、ボランティア、ワークフォース、観客などなどの健康と幸せです。
危機管理グループ
昨日、ILS内にCOVID0-19危機管理グループが結成され、2020年1月から毎日コロナについてモニタリングしていた小さなチームからタスクを引き継ぎました。危機管理グループはILS事務局、LWC2020、2022ホスト、ILSスポーツ委員会委員長・事務局、ILS 常任理事、ILSイベントダイレクター、ILS法律顧問及び、ILS財務顧問からなります。
結論
2020LWCは2020年9月には開催されません。2021年(もしくは2022年)に延期されます。
詳細がわかり次第、危機管理グループからお知らせします。
ILS事務局長
ヘラルド
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最後に
世界が混乱へと巻き込まれているこの状況ですが
一人一人ができることをし1日も早い終息が来ることを願っています。
皆様も十分お気を付けてお過ごし下さい。
そして…
今回の件があったからこそ
色々と見直すことがあったり
自分を見つめ直すことがあったり
今後飛躍に繋がる何かを見つけられたらと思います。
No fun , No gain !!
巷で話題のASICS Sports Complex TOKYO BAYへ行ってきた
先日、いつも良くしてくださる小野さんにお誘い頂き、豊洲にあるasicsの施設の体験に行ってきました!
2019年11月にオープンしたばかりの世界最大級・低酸素トレーニングジムで最大標高3000mの低酸素状態でのトレーニングが大都市東京・豊洲で出来るという話題の施設。
プールも低酸素(2250m)で長水路4レーン、短水路3レーンと素晴らしい環境。
asics契約選手もほぼ毎日こちらで練習してるようです!
ジムやスタジオ、プールなどではパルスオキシメーターが常時設置されていてSpO2(動脈血酸素飽和度)や脈をすぐに測定可能
視覚的にも体内のヘモグロビンに結合した酸素の値がわかるので、主観的なツラさ(RPE)と併せることで身体への負荷的な面でトレーニングにより活かせるようになっています。
さて、実際に施設はと言いますと…
今回は体験ということで受付で簡単な説明を受けたのち通常酸素濃度でのSpO2とRPEを測定。
その後に施設案内をしてもらい、第②トレーニングルームで標高2000mの酸素濃度でのSpO2とRPEを測定。
僕は変化に弱いのかSpO2の変化が大きかったです笑
最後は軽い運動。
3分間のウォーキングをした後に再びSpO2とRPEの測定。
ウォーキングしてる途中からSpO2が復活…
軽い運動をしている方が酸素摂取が上手く行えているようです。
動き続けないとちゃんと酸素摂取出来ないのかな?笑
※数値変化の画像撮り忘れた。
第①トレーニングルームは標高3000m酸素濃度
あまり大きくはありませんが、トレッドミルをはじめ、ワットバイク×2、ローイングエルゴメーター×1など昇天確実コースのHIITが出来てしまうと容易に想像できました笑
第②トレーニングルームは標高2000m酸素濃度
こちらはかなり大きなトレーニングルーム。
有酸素系マシンから筋トレマシンもフリーウェイトも充実。
何より人工芝のエリアが広い広い!!
そして新国立競技場と同じトラックの素材のレーンが2レーン
この日はパラ陸上の選手が多く練習してました🏃♂️🏃♀️
スイム練の前に20分ほど施設を使ってみましたが
無限エスカレーター?のマシンがあったり、一度やってみたかったローイングエルゴメータを体験。
無限エスカレーター♾ pic.twitter.com/tvs5ofncEj
— 平野 修也@アクアアスリート (@Naoya_Hirano_) 2020年2月21日
ローイングエルゴメーター対決💪 pic.twitter.com/ZBWlWGeoGk
— 平野 修也@アクアアスリート (@Naoya_Hirano_) 2020年2月21日
魅力的すぎる施設…
標高2250m酸素濃度のプール
メインディッシュのプール
トレーニングルームではそんなに動いてなかったこともありますが、あまり酸素濃度が薄い感じや疲労感はなかったのですが、
あっ、ウソつきました。
ローイングエルゴメータやった時はかなりキツかった笑
プールではいつもどおり泳いでるはずなのに動きが重い…
これも個人差があるようで泳ぎ一つとっても感覚の差に違いがある感じでした。
今日は長水路が低酸素、短水路が通常酸素濃度だったので試しに短水路で泳いだところ…めちゃくちゃ身体動く!!酸素濃度が違うだけこれだけ差を感じられるのはビックリ笑
なんと言ってもちょっと泳いだだけなのに
めちゃくちゃパンプします←
楽しくてあっという間に時間が過ぎ去っていきました。
最後に小野さんのリクエスト
ボディメンテ自主CM
〝ボディメンテだよね! スポーツマンなら☝️〟
やっぱりやっちゃうよね。コレ☝️
— 平野 修也@アクアアスリート (@Naoya_Hirano_) 2020年2月21日
ボディメンテだよね!スポーツマンなら💪💪💪#ボディメンテサポートアスリート pic.twitter.com/ZsHqc3iGmR
めちゃくちゃオススメの施設なので利用する機会があればぜひ一度体験でも来てみてください。本当に驚きます笑
小野さん、ありがとうございました🙇♂️
No fun , No gain !!
イタリア遠征🇮🇹 part①
2月9日
前日に怒涛のレースを繰り広げ疲労困憊の身体を引きずって羽田空港へ。
ライフセービングHPT選抜イタリア遠征の出発日
HPTとは…
High Performance Teamの略
日本のライフセービングスポーツにおける強化チーム。
他競技では日本代表候補などと言われているチームで、ライフセービングではHPTから日本代表が選出されます。
2018年にも出場した
Italian Age Group Championships(イタリア年齢別選手権大会)
イタリア国内でもトップクラスであるプール競技の大会。
2020年9月に開催されるライフセービング世界選手権(Lifesaving World Championships)
通称LWC の会場でもので視察も兼ねて出場してきました!
次世代を担う若手の台頭
LWC2018で引退したトップ選手たちも多く
特に女子チームは殆どが若手に入れ替わるタイミングとなっていて、前回のローマ遠征同様若いメンバーが多い遠征となりました。
毎回、世界選手権が終わり次の世界選手権(2年に一回)に向けてHPTが編成し直されます。
LWC2020に向けた今回のHPTは第11期
今期から僕は選手兼任コーチ(アシスタントコーチ/プール競技担当)として所属しています。
特別、アレやコレと与えるばっかりのスタイルでないのは皆様も周知の通りかもしれませんが…笑
遠征に選手としても選出された時はなかなか両立するのは難しいです。
出来る事といえば、若手の選手たちに遠征や世界と戦う為の考え方や心構え、そして楽しむこと
なんかを話すくらい。
当日のW-UPなんかで質問されればレクチャーもしますが基本、聞いてきたりしなければ僕の引き出しは出しません。
結果が出た時、出なかった時、それぞれで原因は存在しますし、それに対して僕の力を必要としてくれた時に僕なりの考えや知識など得てきたものを提案したりアドバイスしたりします。
若いメンバーにはそういう面で
もっと考えること、意識すること、行動に移すことなどをすりこんでいます!
Stadio del nuoto RICCIONE
2年ぶりの会場に懐かしさが…
プール入口付近で漂い始める強烈塩素臭 笑
海外のプールって異常に塩素が強いです。
ヨーロッパは硬水でもありますので髪の毛もギシギシになったり…
一度訪れている場所は使い勝手も何となくわかっているので不安も少なく過ごせるのが遠征の最大のメリットと言えるでしょう。
練習を終えれば時間はあるので
各選手コンディショニングをしたり、近くのモールにあるスーパーへ行って食材の買い出しにいったりしていました。
この辺りも前回来た経験が活かされスムーズに生活することが出来たのは大きい。
宿舎はコンドミニアム
2人一部屋で寝室は別々
キッチン(コンロは4口)、電子レンジ、オーブン
自炊するには十分な設備が揃っていてしかも部屋も大きく綺麗。
今回の宿舎は大当たり💯
順調に調整も出来ている様子で
いよいよレース当日が迫ってきました!
part ②につづく…
No fun , No gain !!
残すはラスト1試合…
昨日は辰巳国際水泳場にて開催された東京都冬季公認記録会に出場してきました!
4月の東京オリンピック選考会(日本選手権)
に出場する為に参加標準記録を突破する挑戦。
今回のレースを含めてチャンスは2大会!
今回は予選と決勝がある試合で、予選を通過できれば2回目のチャンスが…
気持ちの面では予選で参加標準を突破しておきたいところです。
〝予選〟
☆50m 自由形
22.60 (PB+0.12) 7位
【東京都冬季 50m自由形 予選】
— 平野 修也@アクアアスリート (@Naoya_Hirano_) 2020年2月8日
22.60 (PB+0.12) 3レーン
12-15 ST / 6-6 UW
スタート〜浮き上がりの局面・前半の泳ぎは良かったもののターンが詰まる(ミス+1)によりターンアウトで少し深く潜ってしまいました。
呼吸を迷った挙句に中途半端なタイミングで呼吸(ミス+2) pic.twitter.com/AeyI4l8Pn1
15m通過は5.23
手動で測定してるので正確ではありませんが
それなりに日本のトップクラスの飛び出しですね!
前半はドルフィン6回、12ストローク、25m 10.46
思ったよりも泳速が速く、ターンが詰まってしまいました…
そのせいもありターンアウトで深く潜ってしまったことが❌
後半はドルフィン6回、15ストローク
浮き上がってから呼吸をしようかしまいか迷い
中途半端に呼吸をして大失速…
選考会参加標準記録を0.19秒突破出来ず。
しかしながら予選7位で決勝進出!
〝決勝〟
☆50m 自由形
22.59 (PB+0.11) 7位
【東京都冬季 50m自由形 決勝】
— 平野 修也@アクアアスリート (@Naoya_Hirano_) 2020年2月8日
22.59 (PB+0.11) 1レーン
11-16 ST / 6-4 UW
スタート大失敗(ミス+1)
ターンはOK、後半の泳ぎも予選より上がったもののスタートミスでの前半が遅くなった分、トータルタイムは予選から-0.01とほぼ変わらず。
予選の前半と決勝のターンから後半が出来れば合格💯 pic.twitter.com/upH0Pq2KL3
スタートでしっかりと踏み切れず脚がバラつくミス。
入水後はミスもなくむしろ良かったのではないかと思います。
15mは5.43
予選より0.20通過が遅いですね。
前半はドルフィン6回、11ストローク、25m 10.66
ここまではスタートのミス分0.20秒 予選より遅い。
ターンは予選のミスを踏まえてピッタシ。
しっかりと壁を蹴れました!
後半はドルフィン4回、16ストローク
ドルフィンを予選から2回少なくしましたが、ストロークは1回しか増えていないことから後半の泳速が上がっていることが分かりますね!
ターンアウトからの浮き上がりは重要☝️
浮き上がってからはなるべく何も意識しないようにタイミングだけ合わせてそのまま壁に向かって突っ込みました。
結果は予選より0.01速い記録。
決勝も残念ながらオリンピック選考会参加標準を突破できず…
チャンスは残すところ来月の1レースのみとなりました。
残念な気持ちに浸る時間もなく
決勝レースから1時間後に控えているレースの為
レース水着を履いたまま着替える
そう、会場が辰巳ではありません。
千葉国際水泳場で開催されている新春マスターズのイベントレース10人リレーに参加する予定になっていました。
僕も幾度となく
タイトスケジュールでのレースをしてきましたが
会場移動をしてのレースは初。
過去の主な実績
○前職の仕事終わりにギリギリだったので会場最寄り駅からタクシーに乗り、タクシー内でレース水着に着替える(運転手さんの許可は貰いました)
○寝坊して辰巳の駅に着いた電車の扉が開いた瞬間から15分後がレース時間。しかも200m自由形…
もちろん間に合いました。自分のレースの2組前に無事に!
扉開いた瞬間から辰巳までスーパースプリント。200泳ぐ前に。
良いアップになったのか記録的には結構良かったです笑
などと、良い意味では無い伝説を残してきましたが
今回は辰巳の大会運営のミスにより、結果的に決勝のタイムテーブルがずれ込むというアクシデント…
ここで救世主現る
水泳仲間の今井くんが車を走らせ
辰巳→千葉国へ送迎してくれました!
道路も空いていたこともあり余裕でリレーに間に合う。今井くん、本当に助かりました🙇♂️ありがとう!!
気持ちの面でも余裕ができ
リレーに備えて再びメンタルを整える。
既に心身ともに全開のレースを2本泳ぎ
疲労困憊のはずでしたが、何となくイケる気がしてました。
結果としては…
安パイに引継ぎながらも 21.94
リアクションタイムを足してもこの日で一番の泳ぎ。
さすが自他ともに認めるお祭り男
期待を裏切りません笑
【千葉新春マスターズ】
— 平野 修也@アクアアスリート (@Naoya_Hirano_) 2020年2月8日
10人リレー(第10泳者)
21.94 (10-14 ST / 6-6 UW)
引継ぎはあまり攻めず安パイに。
それでもこの日3本目、辰巳の決勝レースからタイトスケジュールを考えても21秒台は良かったと思います。
3月のレースはこの泳ぎが目標に一ヶ月で精度を高めて行きたいですね💪 pic.twitter.com/2Ckt5WTQkt
前半のドルフィンは6回、10ストローク
後半はドルフィン6回、14ストローク
辰巳での2本泳いだ経験を上手く活かせたレースになりました。
3本のレースで得た収穫は思ったよりも多く
来月の崖っぷちラストレースに向けて気持ちも高まりました!
心身ともに疲労困憊になり
食欲もあまり出ませんでした笑
さて、今日からは
ライフセービングの遠征でイタリア🇮🇹へ出発
こちらもしっかりと結果を💪
イタリアも来月のラストチャンスのレースも
楽しむことを忘れずにチャレンジしていきます!
No fun , No gain !!
山形出張(スイムレッスン)のお話
この週末は山形ライフセービングクラブのジュニアユースとマスターズスイマーを対象としたスイムレッスンで山形出張に行ってきました。
金・土・日の3日間レッスン
陸上でのエクササイズやスイムスキル
一つ一つの意味や意識
組み立て方etc...
スイム指導をメインに 2週間後に控えた
〝ライフセービング ジュニア/ユース/マスターズ プール競技選手権大会〟に出場するメンバーの練習!
日曜日はマスターズスイマーとして毎年夏に遊佐町の西浜海水浴場へライフセービングスキルを学びに来る酒田消防のお二方も参加してくださりました🙌
遠方からありがとうございます🙇♂️
ジュニアユースにしても、マスターズのお二人にしても泳ぎの見た目はかなり良くなっています。
陸上でのエクササイズも初めてやったマスターズのお二人は特に、アップの段階で動きが全然違いボディポジションが高く感じました。とのコメントも。
僕自身、なかなか山形へ頻繁に来ることは出来ませんが、
陸上のエクササイズの意味や泳ぎのフォーム作りなど、やった順番を理解した上で理想の泳ぎに近づく為に日々を過ごしてもらえたらタイムの向上も見えやすくなってくると思います。
さて、山形へ来た時はいつも美味しいお店へアテンドしてくれる深瀬さん、今回もありがとうございました!
今回は初のお店が一軒、2回目が一軒。
○新政(あらまさ)
著名人が山形へ訪れたら必ずと言って良いほど立ち寄る名店。山形の日本酒であり、山形でも手に入らない名酒〝十四代〟をいただく。目隠しして飲んだらワインなのではないか?と思うほどフルーティな日本酒は初めてでした😲
料理も本当に美味しく、名物の馬刺しは予約して行かなかったこともあり食せず…次回リベンジですね!
○肉そば かつら
山形名物の肉そば。
肉そばと小柱のかき揚げ丼セットをチョイス。
こちらも安定感抜群。そば好きも納得の味だと思います!
今回の出張も沢山の方々にお力添えをして頂きました。本当にありがとうございます。
ライフセービングを通じて泳ぎやレスキュースキルなど、少しでも山形へ貢献出来たらと思いますので今後ともよろしくお願い致します!
最後に告知を
パーソナルレッスン随時受付しております!
東京・神奈川が中心ではありますがお客様のパフォーマンス向上、改善のお手伝いをさせて頂ければと思っております。
質問や申し込みなどお気軽にお問い合わせください!
aqua.athlete.hirano@gmail.com
No fun , No gain !!