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アクアアスリート&パーソナルスイムコーチ 平野 修也 Official Blog

2018年ドーピング禁止リスト変更点について ※アスリートは必読!

こんばんは!
アクアアスリートの平野修也です。


アスリートのドーピング騒動は世界的にも大きな話題になります。
今年の競泳 大学選手権 通称インカレにおいてもドーピング検査が実施されました。


先日、ツイッターを含むWebニュースで競泳 国内初のドーピングA検体で陽性反応が出たとの報道がありました。


非常に残念なニュースではありましたが、現在はB検体の調査中とのことで、まだその選手がドーピングをしたかというのが確定していません…



ドーピング検査とは?

一般の方にはドーピングという言葉やドーピング検査という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、実際どのような検査なのか?簡単に説明したいと思います。


ドーピングとは、薬物などを使用したりして運動能力を高める行為。
薬物はステロイドなど皆さんがイメージするようなもの。他にも自らの血液を輸血する血液ドーピング。また遺伝子の操作をする遺伝子ドーピングなどがあります。

競技会での公正さもドーピングにおいては重要ですが、選手の健康を害するという危険性が高いということが特に重要であり禁止される理由。


では、実際のドーピング検査はどのようなものなのか?
一般的には尿による検査が実施されます。ちなみに、僕自身 国内大会をはじめ、国際大会でもドーピング検査を受けたことがありますが、ドーピング対象物質を摂取していなくても、正直 不安ではありますね。


検査手順


①基本的に抜き打ちでの検査である。

②365日監視対象の選手と、競技会でランダムに選ばれるパターンがある。

③検査のやり方は同じ。

④ドーピング検査員が声をかけてきて、写真付きの身分を証明できるものを持参の上、検査が始まる。

⑤一通り説明を受けた後、ドーピング検査キットが複数並んでる中から選手自ら選び、確認作業も選手自ら行う。

⑥検査員が見ている中、大便器でズボンを膝下まで下ろし、カップに尿を採取する。

⑦A検体、B検体の2つの容器に尿を分けて入れる。

⑧A検体、B検体を梱包する。

⑨全てを確認し、書類に記入し、検査終了。

※全ての作業を選手本人の手で行い、検査員等は一切検査容器などには触れない。というより触れさせない。また、選手と検査員は同性である。


常にシャペロンといわれる検査員が検査終了まで随行します。
尿がなかなか出ない選手は控え室に準備された飲料を飲んだりしていたり。トイレの前に並んでいる選手がけっこういたりします。


検査の結果は簡単な検査のものでは1ヶ月ほど、より精度の高い検査であれば3ヶ月ほどかかるとも言われています。

A検体というのが基本的に検査しされる検体で、A検体で陽性反応が出た場合、B検体の検査をする。また、B検体は匿名でデータとして残す為のもの。


毎年 ドーピングリストが改正される

ドーピング禁止リストは毎年改正され、新たな禁止薬物や禁止薬物から除外されたり…
新リストは毎年10月に公表され、年が変わった1月1日から有効になります。

今年も英語の本文が公表されたようで、変更点の和訳が早くもアップされています。


dopingguard.com



ドーピングに関しては、検査を受ける受けない、競技レベルに関係なく、
アスリート本人や指導する監督・コーチ、そして選手の親御さんなどもしっかり目を通す必要がありますので、ぜひリンク先の情報も参考にしてみてください。


また、どのサプリメントや病気の際の薬などでドーピング禁止薬物にしていされているかわからない場合はJADA(日本アンチ・ドーピング機構)のホームページから、スポーツファーマシストを検索し直接連絡を取って確認するのが良いと思います!
日本アンチ・ドーピング機構 | Japan Anti-Doping Agency (JADA)


処方される薬については、医師や薬剤師にドーピングに引っかからない薬を処方してください。とハッキリ言いましょう。


薬やサプリメントに限らず、ドーピング禁止薬物を使用した肥料で育てられた精肉などもあり、産地には特に注意をした方が良いですね。
中国、メキシコ産の精肉でドーピング検出されたとの報告もあったりしますので、そのようなところでもドーピングに関するアンテナは高めておいた方が良いです。


検出されてからでは遅い…
自らの身は自らで守りましょう。


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