大変革の先で、手に入れた希望のカケラ
こんにちは!
アクアアスリートの平野修也です。
普段僕は練習拠点として
帝京大学 水泳部の練習に参加させていただいています。
大学水泳といえば、
大学日本一を決めるインターカレッジが夏のビッグイベントになります。
インターカレッジ
通称インカレと呼ばれるその大会に向け
帝京大学水泳部は奮闘していました。
水泳競技でインカレに出場するには
参加標準タイムを突破する必要があり、個人種目においては各校3名という制約もあるため、
強豪校ではレギュラーになるため、そうでない大学ではインカレ標準を突破することが大きな壁となって立ちはだかります。
帝京大学水泳部は強豪校ではなく、
関東三部に所属するチーム。
故に、標準タイムを突破することが厳しいレベルの大学。
そんな帝京大学に2年ほど前、
インカレシード校と呼ばれる強豪の筑波大学で選手時代を過ごした
浜上監督が赴任し、水泳部の監督になりました。
赴任当初は生理的な負荷をかける
今までオーソドックスであった練習メニューを実施。
特別速い選手を輩出したわけではなく、
インカレにも出場するかしないか程度でした。
あるきっかけが変革のきっかけに…
しかし、2017年の今年
浜上さん監督は大変革を決意。
筑波大学時代、先輩であった柿添武文さんが現在フィンスイミングの日本代表として活躍している中、競泳において大学時代のベストタイムを更新したことがきっかけにとなった。
大学時代はこれでもか!!というほどの練習をこなし、それでも超えられなかった壁がある…
それを知っている浜上監督自らの中で何かが弾けた。
当時34歳であった柿添選手に様々なことを聞いたそうです。
生理的な負荷をかけるオーソドックスな指導から
質を高め、陸上での身体の使い方、泳ぎへの落とし込み、フォーミングなど
選手の考え方や過ごし方から指導を変えることとなる。
今まではいわゆる量を泳ぐ練習が多く
テクニック面やフォーミングについては、重要視していなかった。
大きくトレーニングや練習を変え、
インカレ標準タイム突破をする最後のチャンスとなった今日。
帝京大学水泳部のメンバーは
最高のパフォーマンスを発揮した!
まだまだ、荒削りでもあり
伸び代がある選手ばかり…
そんな選手たちが今年の大変革の不安を押し退け
帝京大学水泳部が躍進という希望のカケラを手に入れた瞬間となりました。
練習拠点として参加させていただいている中で、
僕が得てきたものや、気付いたことをアドバイスすることがありましたが
少しでも帝京大学水泳部へ貢献出来たのかな?
と嬉しく思うとともに、
目の前でトレーニングや練習を積んできた
帝京大学水泳部の姿を見てきただけに
今回の結果は感動しました。
帝京大学水泳部の歴史が大きく変わる。
No fun , No gain !!