アクアアスリートって何??

アクアアスリート&パーソナルスイムコーチ 平野 修也 Official Blog

世界初のアクアアスリート、そして日本代表になれた たった1冊のバイブル

おはようございます!
アクアアスリートの平野修也です。

今回は僕自身が現在に至るまで
競技での結果を残してこれたワケをお話しします。


・後にも先にもないバイブル

僕の前後の世代では
週刊少年ジャンプで連載されていた

スラムダンク

というバスケットボールをテーマにしたマンガが当時大人気でした。

そのスラムダンクを題材にした
スポーツ心理学、教育学、スポーツ医学など 著者である辻ドクターの哲学も交えた、
勝つためのヒントが書かれている本。



高校入学時、僕は水泳の都大会に出れるだけ、
都内でも120番くらいの選手でした。
全国大会、ましてや関東大会にすら出れるような選手ではありません。

2年生になり、進路も考えなければならない…
しかし勉強ができる訳でもなく、
どちらかというと学力的には中の下という部類の学校だったので、
大学進学するには〝猛勉強する〟か〝スポーツ推薦〟を勝ち取るかというような極端な選択肢しかありませんでした。

しかし、勉強は苦手だし…
どっちで頑張るかということであれば水泳で頑張る方が勝算が高いと考えたのです。
もともと大学でも水泳を続けたかったこともあったので、どんなことをしてでもインターハイへ出場したかった。


ちょうどその頃に ふと書店で手に取った本が

スラムダンク勝利

だったんです。


実際の漫画の一コマを例に
主人公である桜木花道インターハイ選手として活躍するまでのストーリーで
この場面ではこのような心理が働き、このように考えることで結果に繋げている。

というような分かりやすく書かれていたことが
僕の中で凄く溶け込んできました。

バスケットボールを題材にしていますが、それを水泳のどの部分に当てはまるか?
まずは簡単なもの、イメージしやすいものから当てはめて実践してみました。

すると僕の中の歯車が少しずつ適切な位置にはまり動き出し、
結果が出るようになってきたのです!


次第にイメージする内容も難しいものになり、
高校3年、最後の夏にインターハイに出場することができたことで
大学のスポーツ推薦を勝ち取ることもできました。

その時からこの本は僕のバイブルとして基礎を築くこととなる。


・歯車が動き出し、アスリートととしての人生も大きく動き出す


何ヶ月かに一回
読み直すことで、当時イメージしにくかったものがイメージできたり
書いてあることが繋がったりと、
自分の成長とともにこの本の内容をより理解出来るようにもなってきました。

そうすることで、前回読んだ時からの間
実践してきたことが間違ってなかったと確認も出来るうえに
次はこうしてみよう!こういうとらえ方かな?などど考える幅も広がってきたり。


大学では日本選手権に出場出来るようになり、
社会人(20代前半)ライフセービングを始め、水泳の日本選手権ではB決勝進出(9〜16位)
社会人(20代後半)フィンスイミングを始め、水泳の日本選手権では初の決勝進出
28歳 ライフセービング、フィンスイミングともに日本代表 初選出
29歳〜現在 ライフセービングでは世界選手権メダリスト、フィンスイミングではアジア世界選手権メダリスト、世界選手権ファイナリスト

そして、今年 第2のオリンピックと言われる

ワールドゲームズ日本代表に選出

ライフセービングとフィンスイミング
両競技 同時に日本代表としてワールドゲームズに出場する選手は世界初だそうです。



スポーツをする上で 効率の良いトレーニングや練習での気持ちの持ち方や考え方、
レース時における精神状態etc...

この本を手に取り、読んでいなければ 今の僕は存在していなかったでしょう。
それほどまでに僕の考え方などの基礎を作ってくれたのが

スラムダンク勝利


スポーツに限らず、一般社会でも実践出来ると思います。
特にスラムダンク世代の方々は懐かしさなども相まってあっという間に読み切ってしまうのではないでしょうか。

気になった方は絶対に読んだ方が良い一冊。
そして、スラムダンクを読み返したくなる一冊でもあります 笑


今回は僕のバイブルのお話でした。



No fun , No gain !!